Kさんは、2~3年間取引をしていた消費者金融5社からの借入総額220万円を一括弁済しました。その後、当事務所へ相談に来られ、整理をした結果、総額58万円の過払金を受領しました。
このように、全額弁済したあとでも過払金は取り戻せます。
Hさんは、15年来ずっと消費者金融数社より借入をしていました。長年の間には、他社から借入れて、それを一括弁済して弁済完了した消費者金融の借金もありました。
相談に来られたときの債務総額は約420万円。
そこで、完済済みの消費者金融も含めて、利息引き直し計算をしたところ、債務はなくなり、過払金は330万円も戻ってきました。
このように、長期間継続した借金がある場合、過払金は多額になります。
Sさんは、3年半前から借り始め、3社合計130万円の借金がありました。
月々の返済は5万円を超えていました。
そこで、利息の引き直し計算をしたところ、借金は75万円に減りました。そして、月々の返済を約2万円(36回払い)にする分割弁済計画を立てて返済することになりました。
Jさん(34才)は、事業を営む父のもと、何不自由ない子供時代を過ごしました。
ところが、不況のあおりを受け、父の事業経営の悪化。
資金調達に奔走する父に懇願され、Jさんは保証人になったり、自ら消費者金融で借金をして父の事業を援助していました。その甲斐なく、父の会社破産と父母の個人破産。保証人としての債務と自らの借金で弁済に追われました。Jさんには、幼い子供がいてパートタイムで働くのが精一杯で、夫の収入と合わせても弁済はとうてい不可能でした。
意気消沈して相談に訪れ、何度かの面談時には暗い表情でしたが、破産手続きが終わる頃には明るい笑顔を取り戻しました。今後、一生懸命がんばります、とのことでした。